そうじと片付けは死ぬほど嫌いだけど、料理は大好きなシングルマザーことこと子です。母のことが好きで、母の手料理が大好きなハズのJK娘ピヨは、お弁当となるとがぜん手厳しい。そんな日常のやり取りをご紹介します。
高校生はお弁当
母ことこと子も節約のため、かなり前から仕事の日はお弁当を持参しています。自分一人だと前日の残り物とかを適当に詰めたり、ボリューム感のある「おにぎらず」を用意して適当にカップスープでしのいでいたことも。
がしかし、ピヨが義務教育を終え、高校生になった途端弁当が必須になってしまったんです。まぁ、学食はあるからお金を持たせたら毎日何とかなるんだけど、一日400円でも月に20日以上通われると結構な出費。という事で、母と娘の分で毎日2個のお弁当を作る日々が始まったのです。
お弁当づくりは愛情のバロメーター
一応料理好きとして、極力「冷凍食品」頼らず手作りおかずで勝負していた春の入学当初。仲良し数人で、毎日教室でお弁当を広げるピヨは、友達のお弁当ラインナップをみて、うらやましい数々に出会った手しまった。
「ねぇ、明日から私も冷凍食品いれて!」
それからのお気に入りは、ニチレイの「ささみチーズフライ」!色々試したけどこれが一番のお気に入り。
あとは、卵焼き、ハム、葉物の和え物、ミニトマトなどを入れてなんとか定着しつつあったのに、ある日更なる注文が入る。
「友達のお弁当が美味しかったから、私にも俵おにぎり弁当作って!」
まるでお弁当屋さんのお店の味だったという友のお弁当には、3食の俵おにぎり、卵焼き、ウインナー、鳥のスティックフライ、ミニトマト。
(それのどこが美味しいのよ!私のほうが手間ひまかけてんじゃんよ!)
そう思ったけど、嫌われたくない母はグッと我慢して、仰せのままに翌日は俵おにぎり弁当(笑)そんな母の一生懸命さで愛情を図られていると確実に感じる今日この頃。
いまだけの喜び
こうやってワガママを言われてそれに応え、そのお返しに笑顔やピカピカの空っぽ弁当をみるのが「幸せ」というものなんだろうと実感します。
お弁当が気になる毎日のようで、前夜には「ねぇ、明日のお弁当なに?」と聞いてきて、ちょっとうっとうしいのですが、「今だけ、今だけ、ありがとう。」と心の中でそっと唱えて、今だけの母業を楽しんでいることこと子なのでした。
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